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2010年7月29日 (木)

海が変わる

私の住んでいる近くの松原海岸、ここは敦賀湾の奥まったところにあります。
海といっても目の前には越前海岸があるので一見琵琶湖の延長と錯覚される方もいるようで
旧北陸線の杉津あたりから臨む海は、奥琵琶湖あたりの景色とよく似ています。

M2
日曜日の朝、この海岸をあるくのは恒例となりました。

この一見穏やかな海。
知り合いに聞いたところでは海の底はかなりヘドロ化してきているようです。
ボートでキス釣りをするとよくわかるとか。奥まった湾のせいなのかもしれませんが
水がうまく動いていないそうです。
   M3
近年、砂浜が減少してきているので10年くら前から浜に突堤を作ったり、消波ブロックなどを
設置した結果たしかに砂浜は若干戻ってきているようですが、反面以前とは違った砂浜に
なってきていることも事実です。この写真を撮ったあたりでは波打ち際近くまで雑草が
茂っています。こういった突堤やブロックがこんな現象を作った要因ということは
断定はできませんか。
自然・・・まだまだ人がコントロールできるような簡単なものではないのですね。

私が子供の頃から見てきた海、これから先、どう変わっていくのでしょう・・・・・

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コメント

昨日のニュースで、熊本県・八代海で赤潮プランクトンのシャットネラ・アンティーカの大発生により、養殖漁業に13億円をこえる被害が発生している、と聞きました。赤潮大発生のいくつかの要因について専門家の解説がありましたが、海を取り巻く環境も気づかないうちに異変が進行しているのではないかと、海無し県に安住している私も心配になります。

イロイロありますねぇ~!
漂着物だけに目を奪われがちですが、海底も人のゴミによって凄いことになっています。
そして無差別設置ダムによる砂の供給が減り、(一部ではほとんど無くなっている場所も)海底の砂が泥場と化し、酷いところではヘドロ化も!

こうした人工の設置物によって、流れや堆積環境はもちろん変化します。ただ、日本海の場合には外洋に面していると冬の大波によりちょっとしたテトラなら持ち去られてしまうことも珍しくないですね。
大きなサイクルから見たら、人の悪戯なんて、屁みたいなもんかもしれません。

これまでに地球はいくつかの大きなカタストロフィーによって、環境の大改編を行ってきましたから。そんな自浄作用?はいつのことでしょうかね?(笑)

自然環境ってかなり繊細で微妙なバランスの上に成り立ってますからね。
その1つのピースが外れるだけで、周りのピースもバラバラ落ちてしまいます。
人間が生活していく上で目先の利益も必要ですけど
もう少し慎重に、思慮深く行動していかなくてはいけないでしょうね。

ヘドロ化ですか~三国の河口の海水浴場の所も・・・なんですが(涙)反対側のヨットハーバーの所もヘドロが凄いです。
湾の中は余り潮が動かないので海水温も上がりやすいし、どれだけ砂を入れても生き物にとっては住みにくい環境なのかもしれないです。テトラもどうでしょう?砂が流れるのでガンガン入れてる場所もありますが根本的解決には程遠いように思います。

美しい景色の海岸に見えますが、海水がうまく動かない、ヘドロ化、困った問題を抱えているようですね・・・
こちらの渚も、私の子供の頃の記憶の中にある渚とは、ずいぶんと変わってしまいました。

>クロメダカさん

今日夕方のニュースでこの赤潮被害で死んだ魚を廃棄するシーンを見ました。
この赤潮の原因が何なのかわかりませんが高温が続く最近まだまだあちこちで起きると思います。

海の近くに住んでいても海の変化に気づくのはよほど異常な状態になってからなのかもしれません。

>Shigeさん

三里浜や水晶浜のように外の海に面した場所と違ってここは
冬の波といってもそれほど酷くないので人工物に与える影響は少ないのかもしれません。
港の工事などで浚渫した結果砂が流れて浜が減少するようなこと聞いたことがあります。

環境の大改編・・・・怖くもあり、でも期待したいところもありです。

>尚さん

何気なく捨てたりしているゴミですがそんなのが積もり積もって冬の浜辺の源になっているのを見るとひとりひとりが行動に気をつけなければいけないということを改めて感じます。

これからも身近にある海、見守っていきたいです。

>ことまるさん

ヘドロ化については釣りをされる方はよくわかると思います。
港内でも夏場に釣りされる方いますが、オキアミをあちこちで大量に撒いているのをよく見ます。これでこの高温ですから、
釣りにきているのか釣りを出来なくしにきているのかわからないような気がします。
のんびりウキ釣りを楽しむ方・・あまりみかけませんね。* *

>渚の探偵:助手さん

私も子供の頃に見た海と、今の海の違いを感じています。

一見、美しそうな海・・・実はヘドロ化や砂の減少などに蝕まれているのですね。これから10年、20年後どんな海になっているでしょうか。

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